介護タクシーがいつ頃始まって、現在に至るまで何が起こっているのか。介護タクシーから始まって、福祉タクシーや観光介護タクシー、民間救急、そして、介護保険タクシー等新しい形態の介護タクシーも登場しました。歴史はまだ浅いですが、すでに23年もの月日が流れようとしています。これから介護タクシーはどのように進化していくのでしょうか。見とどけたいものです。
1998年
ー介護タクシーの始まりー
介護タクシーを最初に始めたのは、九州の福岡県遠賀市にある株式会社メディウスの社長で木原圭介氏です。この方が、介護タクシーを最初に始めた人で、介護タクシーの創始者と言われています。
介護タクシー「どこまでやるの」単行本発行
1998年始まり
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2000年4月
ー介護保険法が制定されるー
介護保険法が成立した年です。 平成12年からスタート 平成8年の11月に国会に提出されて以来、約1年にわたって審議が行われてきた介護保険法案が、平成11年12月9日、自民、社民、さきがけなどの賛成多数で可決、成立した。 これにより、平成12年の4月から、新たな公的介護保険制度がスタートすることになりました。
2000年7月
ー介護付き個人タクシーの始まりー
神奈川個人タクシー協同組合の個人タクシー事業者の橋本利廣氏が介護付き個人タクシーを初めてスタートされました。そして介護付き個人タクシーから介護保険タクシーへと発展して来たのです。
2000年7月11日
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2003年3月
ー介護タクシーメディウス事業免許取り消しー
介護タクシーの創始者といわれる株式会社メディウスが事業免許取り消しとなりました。
2003年3月31日
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2007年2月
ー介護保険タクシーの始まりー
介護保険を使用した介護タクシーを日本で初めて開設したのはNPO法人の福祉グループコアラの代表である橋本利廣です。また、後に介護保険タクシー事業会を開設した。(代表者・・・橋本利廣)
橋本利廣氏は介護保険タクシー事業会を創設する前に1998年に介護付き個人タクシー始めて、その経験を活かして介護保険タクシー事業会を創設しました。以後、全国展開をしている最中です。
日本で最初に介護保険タクシー事業を始めたいわば介護保険タクシーのパイオニアです。
2007年2月24日
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2008年
ーグットウイルのコムスンが不正請求で倒産ー
介護タクシーを250台所有していた。全国で最大規模の福祉事業所を保有していた。
2008年
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20016年11月
ー介護タクシーウイル殺人事件ー
介護タクシー会社ウイルの社長金子竜也氏が失跡した事件が発生
介護タクシーウイルの倒産後引き継いだのが一般社団法人福祉移送ネットワークアイラスです。
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2020年4月
ー全国介護タクシー協会倒産ー
全国最大規模の介護タクシー事業者を有している「株式会社全国介護タクシー協会」が倒産したことは、思ってもいなかった出来事で全国に激震が走ったようだ。倒産の内容は定かではないが、トップの中西和夫氏が急に消えてしまったのである。ホームページも消えている。全国規模での事業者を集めておいて何も引き継ぎもしないで急にいなくなる等加盟していた事業者にとってみればたまったものではない。最悪である。責任あるトップとしてはあまりにも無責任といえるのではないだろうか。後に残された加盟した事業者はどうしているのだろうか。介護タクシーの業界にとってはマイナスのイメージが残ったことは事実である。
株式会社全国介護タクシー協会 代表者 中西和夫氏
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2021年
ー介護保険タクシーの代表者の一言ー
★介護保険タクシー事業会の代表者が一言もの申す
2021年現在、日本最大の介護タクシー及び介護保険タクシーの事業者数を誇っている介護保険タクシー事業会の代表橋本氏が、この介護タクシーの倒産等の事象に一言もの申した。
このような時代の流れに沿って事件を起こして倒産する会社もあるし、自然消滅する会社もあるようだ。経営するというのは危機意識の問題でもあり、トップとしての責任の問題でもある。安易に倒産する等多くの事業者を抱えている開業支援事業者がすることではない。
万が一、何らかの形で倒産する場合でも、引き継ぎぐらいはして欲しいものである。
現在、全国介護タクシー協会に参加した事業者は、今、一体、どうしているのだろうか。トップはそのような事も考えてのことなのか。はなはだ無責任な話である。加盟した事業者は羅針盤が無くなった現在は心細く心配であろう。介護タクシー業界では、このような無責任な事が行われているのであれば、後から開業したいと思っている事業者にとってはマイナスのイメージしか残らない。できれば私の方では、営業面のサポートや開業後のサポートそして相談などを受けるノウハウは持ち合わせているので、事業者を引き継いでもよいと考えるこの頃である。
-本日はご利用いただきまして誠にありがとうございましたー